制度が複雑化…今年度のリフォーム補助金を“今分かる範囲”で解説します

2026年度の住宅省エネキャンペーンはどう変わる?現時点で分かっている内容を分かりやすくまとめました」

以前の記事でもご案内しましたが、住宅省エネキャンペーンが2026年度も継続になります。ただし『先進的窓リノベ2026事業』『みらいエコ住宅2026事業』の補助金は、昨年度と比べて大きな変更が予定されており、対象となる住宅の基準や補助金を受けるために必要な工事、窓の性能ランクなど、さまざまな点が見直され、制度全体がかなり複雑になっています。ここでは、現時点で判明している範囲の情報を、リフォーム工事に限定して、できるだけ分かりやすくまとめました。

1. 対象となる住宅の基準が大きく変わります
今年度は、住宅の建築時期によって補助金の扱いが大きく変わります。

■ A:平成11年基準を満たしている住宅(=2000年以降の住宅が中心)
一定の断熱性能がある住宅とみなされるため、今年度は完全に補助金対象外となります。

■ B:平成4年度基準を満たしていない住宅(=古い住宅)
条件が厳しくなるけれれど、満たせば補助金対象となります。

開口部改修(Sグレード以上)と床断熱工事が必須工事となります。
ただし玄関ドアは必須工事「開口部」としては認められません。
つまり窓+床断熱をセットで行わないと補助金が受けられなくなりました。

必須の工事範囲が広くなるため、費用が高くなる点にご注意ください。

■ C:平成4年度基準は満たしているが、平成11年基準は満たしていない住宅
このゾーンは 昨年度とほぼ同じ条件で補助金が利用できます。

ただし、大きな変更点として、こちらも開口部改修はSグレード以上の商品を使う必要があり、また玄関ドアは必須工事「開口部」として扱われなくなります。
なので、玄関ドア単体の交換は補助対象外になり、「付帯工事」としてポイント加算されるのみです。

2. 玄関ドアの扱いが大きく変わります
昨年度までは必須工事「開口部」として認められていましたが、来年度は玄関ドアは開口部として認められません。つまり、

 玄関ドア単体 → 補助金なし

 窓とセット → 付帯工事として加算のみ

玄関ドア交換をご検討の方は特に注意が必要です。

3. 窓リノベの補助額は減額される方向
今年度の窓リノベは、大部分が昨年度より補助額が下がる見込みです。
ただし、特大という窓サイズが新設され、そちらは補助金額が昨年までの大より大きくなります。

さらに重要なのは、

■ みらいエコも、Sランクの窓でないと補助対象外に
Aランク以下は補助金が出なくなりました。

「今より少し良い窓にしたい」では補助金が使えない可能性が高く、窓の性能選びがこれまで以上に重要になります。

4. みらいエコの補助額そのものはまだ未発表です

正式な発表があり次第、当ブログでもお知らせいたします。

5. 最低交付額(1申請5万円以上)の扱いも未発表

昨年度までは、1申請あたり5万円以上の補助額にならないと交付されないというルールがありました。
今年度もこの基準のままなのか、変更されるのかはまだ発表されていません。

6. 制度が非常に複雑で、社内でも勉強を続けています
今年度の制度は変更点が多く、メーカーのオンラインセミナーを受講したりしながら、社内でも理解を深めている最中です。
補助金の交付条件が各々の住宅で違う上に、まだ未発表の部分も多いため、現段階では確実に補助金がでるなどと断言はできません。
確定情報が分かり次第、随時更新していきます。

それでは今日はこの辺で。
また次回をお楽しみに!